事業用のものを購入してクレジットカードで支払う場合、事業用口座と紐づいたカードで払うのであれば、この「未払金帳」を作っておくと、お金の流れがよくわかりますし、簡単に管理できます。
このやり方は、日本一かんたん!フリーのための確定申告ガイドに書かれているやり方です。私も最初これでやろうとしたのですが、個人用口座と紐づいた個人カードで支払うことが多かったので、こちらを断念し、下記の振替伝票のやり方で今年はやることになりました。(税理士さんに振替伝票でした方がいいと言われました)
この未払金帳には、(事業用口座と紐づいた)事業用カードの利用明細はすべて記入します。もしこの事業用カードで個人的な物を購入した場合には「事業主貸」の科目を選びます。
もし、個人用口座と紐づいた個人カードで払うのが多い場合は、同じカテゴリの【記帳編】振替伝票〜個人口座と紐付けたクレジットカードで支払った場合〜を参考にしてください。
ただ、やはり、事業用は事業用口座と事業用カード、個人用は個人用口座と個人用カードと分けていた方が、お金の流れがきちんとわかるのでおすすめです。
未払金帳を作る
設定>帳簿・伝票設定を選ぶ
名称未設定のところにチェックを入れ、下記の項目を入力し、新しい帳簿を作ります。
タイプ:補助元帳
名称:未払金帳
金額欄の名称
左:購入金額
右:支払金額
増加する賃借区分:貸方
対象勘定科目:未払金
すると、帳簿伝票のメニューに「未払金帳」が追加されます。事業用口座と紐づけたクレジットカードで支払った場合は、すべてここに記入します。
クレジット支払いの場合、保存するのは「お客様控え」と「レシート」、そして各月の利用明細です。
あと、設定>科目設定で「未払金」には補助科目として、各クレジットカードの名前を入れておきましょう。そうすると、未払金帳で、クレジットカードごとに集計できるようになります。
未払金帳の記入例
あとは、利用明細を見ながら記入していけばOK。日付は、明細の使用日を書いていますが、税理士さんに聞いてみると、請求がきた日に全部切っちゃってもいいそうです。面倒なので。
例えば、1/15に使用した分が、3/10に全部ひきおとされるのであれば、摘要欄には、○○○○代 1/15分とか書かないといけないけれど、日付は3/10でやってしまえるそう。(もちろん明細書の保管が必須ですが)
引き落としの記入例
支払いは、カードと紐づいた事業用口座から引き落とされるので、口座を管理している「預金出納帳」に「○○カード引き落とし」として、引き出し金額を入力します。
すると未払金帳にも自動的に反映されるので、請求額と支払額が一致します。ここで残高が0になっていれば、きちんと合っていることになります。
事業用の口座に紐づいたクレジットカードを使用するメリットがこれですね。預金からきっちり落ちていくので、間違ってないことがわかります。気にしないといけないのは、現金出納帳と預金出納帳と未払い金帳だけということになり、管理も楽です。
家賃とか水道光熱費とかどうしてもわけられないものなどは、家事按分で振り分ければいいかと思います。
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